2015年6月10日水曜日

最強のBluetoothは、どれ?

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兼ねてから好評を頂いている『 Bluetooth を極める(USBドングル) 』執筆から2年、Bluetoothの取り巻く環境では、これといって大きな進展はないのですが微弱ながらも、スマホ・タブレットでは当たり前にBluetooth 4.0が搭載され、規格自体は4.2まで策定され(オーディオ機器で4.1がチラホラ?)、パソコンではもうすぐWindows10が発売するっといった感じです。

ですので2年前に取り上げたBluetoothのUSBドングルは未だ現役!!ですが2年歳月でいろいろと熟練され機能・性能が明確化されたように思えます。ここでは主力製品の東芝、Broadcom、CSRを取り上げ機能・性能のレビューを行いたいと思います。


(個人的に最強だと思う東芝STACK。詳細は下記に!)

【CSR製】
最初に取り上げるのは、過去の記事でも『 お勧めできない 』と書いていたCSRのSTACK。流通量はダントツで、国内外の各メーカーが販売されています。その分価格は抑えめでリーズナブルな価格で買えるメリットがあります。問題は・・・ソフトウェアの完成度が酷く悪いようで、買った人それぞれが口々に『 お勧めできない 』と言います。

では、こんなに完成度が低いのに何故人気が衰えないかと言えばA2DPを使用時に『 aptX 』コーデックに唯一対応しているからなのです。aptX(呼び方は「アプトエックス」)とは、利用するコーデックにより圧縮アルゴリズムやデータ転送のしくみが異なりますが、SBCよりMP3、MP3よりAAC、AACよりaptXのほうが音質的には有利とされ、Bluetooth対応のヘッドフォンや小型アンプではaptX対応を売りにしている機器が(例 : SONY MDR-XB950BT / ELECOM LBT-AVWAR700)多数発売されている事情があります。結果CSRを購入する方は既にオーディオ機器をもったうえで購入する方は多いように見うれられます。

個人的には相変わらずお勧めできないのですがCSR機器を紹介しておきます。
Logitec LBT-UAN04C1BK ( Bluetooth 4.0 Class 1 )
SANWA SUPPLY MM-BTUD43 ( Bluetooth 4.0 Class 1 )
SANWA SUPPLY MM-BTUD44 ( Bluetooth 4.0 Class 2 )
BUFFALO BSBT4D09BK ( Bluetooth 4.0 Class 2 )
Logitec LBT-UAN04C2BK ( Bluetooth 4.0 Class 2 )
グリーンハウス GH-BHDA42 ( Bluetooth 4.0 Class 2 )
komingo Bluetooth USB Version 4.0ドングルUSBアダプタ ( Bluetooth 4.0 Class 2 )
Cable Matters 金メッキコネクタ ( Bluetooth 4.0 Class 2 )
Creative BT-W2 ( 音楽特化型( 厳密にはCSRでないCreative独自仕様 ) / Bluetooth 2.1 Class 2  / ※要・下記コメント欄参照)

【東芝製】
次に取り上げるのが、根強い人気がある東芝のSTACK。流通量はCSRの真逆で入手困難、仮に有っても一部のネットショップではプレミアム価格が付き、定価の2~3倍の価格になっています。表向き製品自体はPLANEX BT-MicroEDR1X / BT-MicroEDR2XのBluetooth 2.1が最後でBluetooth 3.0時代では発売されず終息の一途です。ですが唯一の国内メーカーでもあり、音楽関係では著作権の保護の兼ね合いで、録音機器に付加されているコピー防止技術の独自規格SCMS-Tの対応機器同時でなければ聴けない縛りがあり、東芝のBluetoothのみ対応してました。

またもうひとつの魅力がオーディオシンクサービスの切り替え機能。通常Windowsでは、HSPとA2DPを手動で切り替える機能はなく、HSPを使った後などは固定され音質が悪く聞こえるなんて事があります。A2DPに戻するはBluetoothのサービスを止めたりして再設定する必要があり非常に面倒なのですが東芝製では切り替えがメニュー化され便利なのです。それ以外にもBluetooth対応のキーボードやマウスの互換性の精度が高く安定して使えのがポイント。

(Bluetoothの設定→オプション→全般から設定ができる)


少し脱線しますが上記に『 Bluetooth 3.0時代では発売されず終息の一途 』っと書きましたが正確には3.0機器はないが4.0機器はあるのです。それがトップの写真にもある Logitec LBT-PCSCU01DWH です。製品自体の売りはセキュリティカードでオプション扱いで東芝のBluetoothが付属される事や、当時の価格はなかなか手が届くものではありませんでしたが、最近値崩れが進行しBluetoothらしい価格になり、比較的お買い求め易くなりました。(私自身も利用しています)過去の記事では「最新のSTACKはVersion 9.10.00」と紹介していますが、Logitec LBT-PCSCU01DWHでは後継のVersion 9.10.01が収録されています。

※2017年1月12日 追加 STACK Version 9.20.02が公開されています。(貴重なお知らせありがとうございます)

 (アプリもBluetooth 4.0対応で心強い)

また取説や箱には一切記載されてなく腑に落ちないのですが、メーカーサイトでは東芝Bluetooth 4.0の仕様一覧があり伝送距離が最大100mを謳っていて、要するにBluetoothの規格言う処のClass 1に相当します。Bluetooth 4.0世代では大半のメーカーがClass 2(伝送距離が最大25m)止まりで、CSRの一部のメーカーのみがClass 1の製品がある程度です。(後で紹介するBroadcomやMotorolaでは一切ないです)
(Bluetooth 4.0対応でClass 1とは敵なし!最強か!?)


そして最後に隠された機能があります。これは私が知る限り東芝STACKかLogitec LBT-PCSCU01DWHしか対応していないと思われます。(PLANEX BT-MicroEDR1Xでは未検証)その機能とはBluetooth機器からの起動ができてしまうのです。

パソコンのBIOSで起動設定を変更する必要がありますが、通常の電源ボタン以外にUSB機器(キーボードやマウス)からのアクションで起動ができます。一般的なBluetooth機器ではWindowsがシャットダウン後にペアリング情報は破棄され、Bluetooth(USB)の電源供給は止まってしまうので起動は出来ませんが、(実際BroadcomやMotorolaでは起動できない)Logitec LBT-PCSCU01DWHに限ってはシャットダウン後でもリンクを保持し、アクションを掛ければ起動てしまいます。

ただし起動するからといってBIOSは触れなく、あくまでも電源投入だけの変わりだけで、操作はWindowsが起動した後になるのは、他のBluetoothと変わらないのです。


お勧めではありますが商品数が少ない事や入手性の悪さがネックですが紹介します。
Logitec LBT-PCSCU01DWH ( 入手困難 / Bluetooth 4.0 Class 1 )
PLANEX BT-Micro4-H ( 入手困難 / Bluetooth 4.0 Class 2? )
PLANEX BT-MicroEDR1X ( 価格高騰 / Bluetooth 2.1 Class 1 )
PLANEX BT-MS01-SRR1X ( 流通終了 / Bluetooth 2.1 Class 1 )
PLANEX BT-MicroEDR2X ( 価格高騰 / Bluetooth 2.1 Class 2 )

【Broadcom製】
そして最後にネットワーク機器の分野において定評なBroadcomのSTACK。作りは合理的に作られ、CSRのような特化した機能や、東芝のように痒いところ手が届くような機能もありませんが、洗礼され安定した作りになっています。要するに規格に対して無駄がなく正しく準拠しています。前文にも触れたようにBroadcom自体はネットワーク機器メーカーで、パソコンからスマートフォンそして家電向けのを手掛け、国内外の多くの機器で採用され、安定性と共にメーカーの信頼も厚いのがポイントです。まぁその分価格も若干高めのですが、どれを買ってハズレがないっというメリットがあります。実際Logitec LBT-PCSCU01DWHに出会う前までは、ずっと私もBroadcomでした。国内メーカーではI-O DATA USB-BT40LEのみが採用し、海外メーカーはKinivo BTD-400GMYLE Bluetooth 4.0 USBを発売してますが中身は全く一緒です。まぁサポートの強さは国内メーカーのI-O DATAで決まりだと思いますが。




純粋にBluetoothとして楽しめたければBroadcomが一番お勧めです。また今後のSTACK(ソフトウェア)の入手性も多くのメーカーが採用していることもあって容易に入手がで、公式サイトでも配っています。

いろいろありますが機械的な中身は一緒です。違うといえば価格ぐらいかな?
I-O DATA USB-BT40LE ( 人気 / Bluetooth 4.0 Class 2 / BCM20702 )
Kinivo BTD-400 ( 人気 / Bluetooth 4.0 Class 2 / BCM20702 )
GMYLE Bluetooth 4.0 USB ( Bluetooth 4.0 Class 2 / BCM20702 )
Inateck Bluetooth BTA-BC4B6 ( Bluetooth 4.0 Class 2 )
Asus USB-BT400 ( 価格高騰 / Bluetooth 4.0 Class 2 / BCM20702 )


おまけ【Motorola製】
Bluetooth 3.0時代は勢いがありましたが、4.0時代では急に衰え商品数が少ないのが現状です。いちをここで紹介しますが、いまいちカラーがハッキリしません。
PLANEX BT-Micro4 ( Bluetooth 4.0 Class 2 )
BUFFALO BSHSBD08BK ( Bluetooth 4.0 Class 2 )

カタログスペック的には最強!?【Qualcomm製】
タレこみで知った(ありがとうございます)特殊な組み合わせ。Bluetooth v1.0~2.0時代、安いBluetooth高確率で付属してたIVT社製スタックのBlueSoleil。物理チップはAndroidスマホの世界では有名なQualcomm社製、しかもBluetooth 4.0に高出力なClass1(100m)、更にはaptXの対応しているカタログ上最強スペック。もっと言えばWindows10にも正式対応とお墨付きだ。
ELECOM LBT-UAN05C1 ( Bluetooth 4.0 Class 1 / aptX対応 )


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■2016年4月19日追加

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盲点だったが東芝スタックでBluetooth 4.0 Class 2?みたい。まぁ入手困難だけど

■2015年7月9日追加

Creative BT-W2 を製品追加
音楽(aptX)に最適化された仕様でプロファイルは A2DP , AVRCPのみで互換性関係か?Bluetooth 2.1という変態仕様。その代り対応コーデックはコーデックはSBC, aptX, aptX- Low Latency ,FastStream素敵な構成、しかしAACが非対応なんだよねー (利用者からのコメントを頂きました、下記コメント欄参照)

■2016年10月8日追加

ELECOM LBT-UAN05C1 を製品追加
カタログ上、最強スペック到来。物理はQualcomm社製チップ、Bluetooth 4.0 Class1(100m)対応aptXにも対応。もっと言えばWindows10にも正式対応とお墨付きだ。ヤバすぎるw




I-O DATA Bluetooth4.0+EDR/LE準拠 USBアダプター USB-BT40LE
I-O DATA Bluetooth4.0+EDR/LE準拠 USBアダプター USB-BT40LE
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